皆さんご存知?の「セルーサイト・ミスト」は、生まれついてああだったわけではなく、ざっと1000年足らずくらい前には普通の人間でした。
名前を、ディセット・ペントランドと言います。
性格と言動に難のある、人間にしては並外れた魔力を持つ(強烈な先祖返りのため。VCで魔力の強い人間は皆そうです)魔術師だったので、「普通の」というには語弊のあるヤツではありました。
ですが、傷を負えば普通に回復していく当たり前の身体を持ち、当たり前のように痛覚があり感情の起伏に富み、それなりに常識というものを知っている…そして、当たり前に年齢を重ねていく、そんな「普通の人間」だったわけです。
もちろん、常識を知っているからといっても、イコール常識にあてはまるとは言えませんが。
ところが、ある事件をきっかけとして、特殊で非常に重要な…並外れて重い役目を担うことになり、それがために人間の身体機能を持ちつつも、異常な再生能力と順応力・耐久力を併せ持つ「殺しても死なない」身体になってしまったわけです。
異常に巨大な魔力もその役目ゆえにであり、ああして巨大素ボケになったのも、常識から一本道を間違えたところでぼんやりするようになったのも、その辺りに原因があります。
(ちなみに、セルーサイトは自分が人間であった頃の記憶はほとんど持ち合わせていません)
大ネタバレになるので、そのあたりはさておき。
ディセットは、セルーサイトと同じ容姿ですが中身はほぼ全く違います。
(以下、ディセットの少し具体的な性格についてです。
読めば、セルーサイトに対しての見方が変わると思います。
嫌だとおっしゃる方は、話も併せて絶対に読まないでいただきたく。)
周囲に否応なく彼の存在を認識させる、そんな強い気配。
研ぎ澄まされた感覚と、確たる意思を写した瞳。
特定の人間以外には、プライベートに踏み込まれることを徹底的に嫌がり、どんな理由があろうとも、本人の許しを得ずその一線を越えた相手には、冷ややかな一瞥を浴びせた後関係を切り捨て、土足で踏み荒らした場合は、その度合いに応じて相手を叩きのめすという、人間としてどうかという性格と言動。
敵に容赦なく、味方にも手厳しい発言を惜しまない「鬼」であり、そのくせ一度懐に入れた存在はどんなことをしてでも――たとえ自分の命を犠牲にしてでも守ろうとする。
冷たさと激しさを併せ持つ…そんな人間でした。
子供の頃は、素直だったんですけどね(笑)
根底にあるものは同じだけど、表に出ているのは全く別の性格と言動。
そんなディセットのお話です。
それでもいいよという方だけどうぞ。
嫌だという方は Back Please。
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